PC/SteamVRのゲームをPlaystationVRで動かす

2016年12月17日

Steam+PSVR

PCに特殊なソフト導入することで、SteamVRのゲームをPlaystationVRで動かすことができます。

どんなソフトを使うのか?

Trinus PSVRというソフトを使います。同じシリーズのソフトに Trinus VRというものがあります。

これはGearVRをはじめとしたスマートフォンのVRシステム上で、PCと通信しながらPCのVRソフトを動かすためのソフトです。Trinus PSVRとは仕組みが違いますが、流用している部分も多々あるようです。

どうやって動いているのか?

PlaystationVRはシネマティックモードと呼ばれる一般のHDMI機器の映像をPlayStationVR上に映し出す機能があります。Trinus PSVRはこの仕組みを使って動いています。

Trinus PSVRは、SteamVRの基盤となるあるOpenVRの間に入り、画面上にSide By Sideの3D映像を映したウィンドウを作成します。

そのウィンドウをWindowsのマルチディスプレイの仕組みを使ってPlayStationVRに出力する、というわけです。
もともと古いOculusDK1等は同じような仕組みで動いていました。(今はDirectModeが実装され、マルチディスプレイの仕組みを経由せずに映像を出力しています。)

どうやって使うのか?

SteamとSteamVRをインストールした後、Trinus PSVRのサイトからセットアッププログラムをダウンロードし、ドライバ等をインストールします。

セットアップ後の設定は以下の動画を参考にするとよいでしょう。

ヘッドトラッキングはできる?

Trinus PSVRは制限付きながらヘッドトラッキングにも対応しています。利用する場合はPCにWebカメラが必要です。ヘッドトラッキングが動作している様子は以下の動画で見ることができます。

現時点ではヘッドトラッキングはマウスをエミュレーションすることで実現しているため、向きのみに対応しています。

そのため、対応できるソフトは限定的です。仕組み上、OpenVRのヘッドトラッキングに対応することは理論的には可能ですので、こちらの正式対応が望まれます。

PS Moveは動く?

SteamVR上の多くのVRソフトはHTC VIVEやOculus Touchなどのモーションコントローラを必要とします。そのため、単にPlaystationVRでソフトが動くだけでなくPS Moveによる入力も利用したくなってきます。

Trinus PSVRでは、FreePIEと呼ばれるコントローラをエミュレーションするソフト経由での入力に対応していますが、セットアップが難しく、精度もまだまだというところです。

Trinus PSVRとは別の仕組みで、単独でPS Moveの入力をエミュレーションするプロジェクトであるPSMoveServiceもあります。こちらは元々Oculus Rift単体を所持している人向けのソフトでしたが、そこそこ実績があります。こちらもセットアップがだいぶ大変ですが、どうしてもPS Moveを使いたい場合はこちらをまず試してみるとよいでしょう。

Oculus Rift用のソフトは動く?

Reviveを使えば動くと思われます。

まとめ

PlaystationVR単体を購入してPCと接続すれば、HTC VIVEやOculus RiftといったPCVR用のソフトを動かすことができます。PlayStationVRしか持っていない人が、PCVRのソフトを体験できるというのは非常に価値のある事でしょう。

またPlayStationVRの解像度はHTC VIVEやOculus Riftに劣るものの、ペンタイルの網目感が無いためソフトによってはこちらの方が表示が良いと感じられるものもあります。(特に没入感はなく鑑賞するようなもの)両方持っている人も試してみる価値はあるのではないでしょうか。

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しかしながら、PS Moveのセットアップはまだ敷居が高い状態です。現時点では初期のOculus Rift用のソフトなど、ゲームコントローラやキーボードと組み合わせて動かすタイプのソフト用、と割り切った方が良いかもしれません。