Oculus QuestでBluetoothイヤフォン・スピーカーを使う

2019年6月2日

OculusQuestがベースとするAndroidは、OSレベルBluetoothオーディオに対応しています。現時点ではその設定画面が用意されていないのですが、機能そのものは利用できるので、その利用方法を解説します。

この記事ではOculusQuestについて説明していますが、OculusGoでも同じ方法が使えます。

後日追記

7/22 からロールアウトが始まったバージョン7.0のファームウェアでは以下の手順は不要になりました。「設定」の中にある「テスト」からペアリング画面を呼び出すことが出来ます。ただし、公式にサポートしているのはキーボードとゲームパッドのみでイヤフォン・スピーカーは正式なサポートではありません。

もし設定画面に項目が無い場合は、一度システムを再起動してみて下さい。

以下古い記述ですが、何かの参考になるかもしれないのでそのまま残しておきます。

下準備

SideQuestをインストールし、ランチャーを起動できるところまで環境を設定して下さい。

SideQuestを使ってOculus Questに非公式アプリ(apk)を楽々インストール

QuickShorcutMakerのインストール

標準では開けない設定画面を開く方法として、Android界隈では割と有名なアプリであるQuickShortcutMakerを利用します。

当然Oculusのストアからはインストールできないので何らかの方法でapkを入手します。私はapkpureを利用しましたが、この手のサイトは自己責任で利用して下さい。

Bluetoothの設定画面からペアリングする

実際のペアリング設定は以下のようにして行います。

  • ライブラリの「提供元不明のアプリ」からSideQuestを起動する
  • SideQuestのドロワーからQuickShorcutMakerを起動する
  • QuickShorcutMaker左上の検索欄に「bluetooth」と入力する
  • 絞り込まれた結果から「com.android.settings/com.android.settings.Settings$BluetoothSettingsActivity」を選ぶ
  • Bluetooth機器の一覧画面が表示されるので普段と同じようにペアリング設定を行う

これでペアリングしたイヤホン・スピーカーから音が出るようになったはずです。

気になる対応コーデック

Apt-X対応のイヤホンを接続してどのコーデックが選ばれるのかを調べました。残念ながらSBCのみのサポートのようです。惜しい。

bt_btif : btif_media_send_selected_codec: codec: 0
bt_btif : btif_media_send_vendor_transport_cfg: codec: 0
bthost_ipc: audio_get_codec_config: audio_get_codec_config: state = AUDIO_A2DP_STATE_STARTED
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: a2dp_read_codec_config
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: a2dp_read_codec_config
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: got codec config
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[0] = 0
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[1] = 6
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[2] = 0
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[3] = 0
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[4] = 17
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[5] = 21
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[6] = 2
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[7] = 51
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[8] = 115
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[9] = 3
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[10] = 168
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[11] = 67
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[12] = 5
bthost_ipc: a2dp_read_codec_config: code_config[13] = 0
bthost_ipc: a2dp_codec_parser: a2dp_codec_parser
bthost_ipc: a2dp_codec_parser: Copied codec config
bthost_ipc: a2dp_codec_parser: SBC: Done copying full codec config

Oculus QuestのAndroidバージョンは7.1.1なので、これが8.0ベースになると変わるかもしれません。(8.0からOSレベルでApt-XやLDACがサポートされています)

最後に

OculusQuestは、音響の良さに定評があったOculus Riftとは打って変わり、Oculus Goと同等の安価なスピーカーにダウングレードされてしまいました。ゲームを遊ぶ分には問題ないのですが、ライブ映像鑑賞などの音楽中心の用途には少々厳しいです。

Oculus Riftの音響が優れている理由

コーデックはSBCにしか対応していないため、完璧な対策とは言えないですが、なんとかこれでしのいでみたいと思います。

Androidの設定ファイルを潜っていくと、オーディオ機能が標準からいくつかカットされていたものの、Bluetooth関連の設定は明示的に残してありました。このことから、OculusはBluetoothのオーディオ機能のサポートを意図を持って組み込んだと捉えることも出来ます。将来的には公式にサポートされる日が来るのかもしれません。

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