SideQuest をケーブル無しで利用する

2019年7月15日

Oculus Quest/Goのアプリ管理やBeatSaverのMODインストール機能など多彩な機能を持つSideQuestを、Wifiで接続する方法を紹介します。

通常はUSBケーブルでPCと接続して各種機能を利用しますが、この方法を使うことでケーブル無しで利用する事が出来ます。

SideQuestの初期設定

ケーブル無しで利用するためにはまずケーブル有りで接続して環境を設定する必要があります。下記ページを参考にして、SideQuestウィンドウの右上に「Connected」と表示されるところまで設定を済ませて下さい。

SideQuestを使ってOculus Questに非公式アプリ(apk)を楽々インストール

TCP/IPでの接続設定

Oculus Quest/GoとPCの接続は、WiFi経由でTCP/IPを使って接続します。

その設定を行うにはコマンドプロンプトを起動して、以下の手順でコマンドを入力します。このコマンドを入力するときはまだUSBケーブルを接続したままにしておいて下さい。

コマンドプロンプトはスタートメニューから、もしくは「Winキー」を押しながら「Rキー」を押して表示される「ファイル名を指定して実行」のダイアログに「CMD」と入力して起動します。

IP アドレスの確認

Microsoft Windows [Version 10.0.18362.239]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\xxx> cd %APPDATA%\SideQuest\platform-tools

C:\Users\xxx\AppData\Roaming\SideQuest\platform-tools> adb shell ip -4 a show wlan0

7: wlan0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP group default qlen 3000
    inet 192.168.123.45/24 brd 192.168.123.255 scope global wlan0
       valid_lft forever preferred_lft forever

2行目inetの直後のアドレスがOculus Quest/Oculus GoのIPアドレスです。

adbの設定

SideQuestが通信に使っているADBの接続がTCP/IP経由になるように設定します。

C:\Users\xxx\AppData\Roaming\SideQuest\platform-tools> adb tcpip 5555
restarting in TCP mode port: 5555

C:\Users\xxx\AppData\Roaming\SideQuest\platform-tools> adb connect 192.168.123.45:5555
connected to 192.168.123.45:5555

これで設定は完了です。

USBケーブルの接続を解除して、SideQuestを起動し、右上に「Connected」と表示されていることを確認してみて下さい。

TCP/IP接続設定の解除

TCP/IP接続設定が有効な状態でUSBケーブルも同時に接続していると、SideQuestウィンドウの右上に「Warning: Please connect only one device to your PC」と警告が表示され、SideQuestの機能が使えなくなります。

これはUSB接続とTCP/IP接続をそれぞれ1つの機器として認識してしまい、どっちを選んだらいいか分からない状態になってしまうためです。USBケーブルの接続を解除すればこの状況は解決するのですが、TCP/IPの方の接続を解除して元の設定に戻したい場合は以下のようにします。

Microsoft Windows [Version 10.0.18362.239]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\xxx> %APPDATA%\SideQuest\platform-tools\adb.exe disconnect
disconnected everything

手順の自動化

これまでの手順はPCやOculus Quest/Goを起動し直すたびに実行し直す必要があります。

毎回コマンドを入力するのは煩雑であるため、上記の手順を自動的に実行するバッチファイルを用意しました。下記ファイルをダウンロードしSideQuestのインストールディレクトリ等に展開して下さい。念のため利用を開始する前に中身を確認することをお勧めします。

tcpip_onoff.zipをダウンロード

  • TCP/IP 有効化: tcpip_on.batをダブルクリック
  • TCP/IP 再接続: tcpip_reconnect.batをダブルクリック
    • tcpip_on.bat の実行が成功すると作成されます。
  • TCP/IP 解除: tcpip_off.batをダブルクリック

最後に

Oculus Quest/GoをWiFiで接続し、ケーブル無しでアプリの管理やMODのインストールを行うための方法を紹介しました。

ケーブルを接続せずに済むだけでも便利ですが、専用ACアダプタはPC接続に比べて充電が早いため、充電を早く終わらせたいが同時にPCから中身を触りたい場合などにも、この方法は役に立つと思います。

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