VRにはGeForceとRADEONどちらを使うべき?

2017年1月31日

PCでVRを利用するにあたっては必ず外部GPUが必要になりますが、それには大きく分けてGeForceとRADEONの二種類しかありません。

Oculus Rift/HTC VIVEにおいて、それぞれどちらを使うと良いのかを考察していきます。

いきなり結論

今となってはGeForceとRADEONどちらを選んでも問題はありません。どちらかというとGeForceに最適化されたタイトルの方が多いのでGeForceの方がオススメですが、一般のPCゲームと事情は同じです。

しかしながら、将来のことを考えるとGeForceの方を選んでおいた方が無難と言えます。

性能やコストパフォーマンス

詳細な説明は他のサイトに譲りますが、一般的に以下のことが言われています。

  • 価格・性能比はRADEONの方が良い
  • 性能・消費電力比はGeForceの方が良い
  • 家庭用も含めると、RADEONの方がゲームはよく遊ばれている
    • PlayStation4とXBoxOneはRADEONが搭載されている
  • PC向けのゲームはGeForceで遊ばれていることの方が多い
    • 価格COM等もGeForceの方が上位を占める期間が多い

VR技術のサポートの早さ

VR観点ではVRに特化した技術にどれだけ対応しているのか、も一つの観点です。

むしろVR技術のサポートの早さは性能よりも重視すべきポイントと私は考えます。

RADEONは非同期再投影/Asynchronous Reprojectionのサポートが全面的に遅れた

HTC VIVE用のソフトはSteamVRのシステム(OpenVR)を利用していますが、SteamVRには非同期再投影/Asynchronous Reprojectionと呼ばれる仕組みがあります。これは、描画処理が追い付かない場合に、最新の描画結果を予測することで、没入感が損なわれたり、VR酔いを起こりにくくするための技術です。

非同期再投影/Asynchronous Reprojectionとは何か?有効にする方法は?

この技術は今ではGeForceとRADEONの両方で使うことができます。しかしながら、GeForceでは使えてRADEONでは使えない時期がありました。

RADEONでは当初最新モデルしかAsynchronous Spacewarpをサポートしていなかった

Oculus はこれまでGeForceとRADEONの両方を積極にサポートしており、どちらか一方でしか使えない技術というのはありませんし、古いモデルでもある程度動作するようになっていました。

しかしながら、2016年に発表されたAsynchronous Spacewarpと呼ばれる、性能の低いPCでも遅延を抑えながら、全てのフレームレートを向上させる技術は、その複雑さ故か比較的最新のGPUでしか発表当初はサポートされませんでした。

具体的には、GeForceではGTX 960(Maxwell:1世代前)以上とGTX 1060(Pascal:最新)以上の2世代をサポートしていたのに対し、RADEONは470(Polaris:最新)の1世代しかサポートしていませんでした。

後に非同期再投影/Asynchronous ReprojectionがRADEONドライバーでサポートされたのと同時に、過去の世代のGPUでもサポートされるようになりました。

まとめ

これらの対応を見ていると、将来的に新たな技術が開発された際に、手元のRADEONではしばらく動作しない期間ができてしまう可能性があります。

性能が十分であれば、そこまで気にしなくても良いかもしれませんが、VRでは性能はあればあるほど良いので、心配なポイントです。

VRに最適なグラフィックスカードの選び方